■尊さまより頂き物!!


  リンクさせていただいている「cinderella」の尊さまより、
  素敵すぎるミニマム練たんと、宗兄をいただきましたー!!!(感涙っ)
  兄弟って、沖田が大好きな、そんな!!(そんなこと知りませんよ)

  僭越ながら、短文を付けさせていただきました。
  何が問題って、近江弁が分かんないという……!!
  近江弁に詳しい方、どしどし言葉遣いが違うと指摘してあげてくださいませ…っ
  ちょっぱやで直し入れます(笑)

  でもこのイラストをいただき、書かずにはいられなかったのですよ〜っっ!!
  



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遠く、窓の外からは子供たちの笑い声が聴こえた。
自分はもうそんな年齢を超えてしまったけれど、遊ぶことが子供の仕事だと、宗はその賑やかしい音に耳を澄ませる。
――なのに、練はと言えば。
よく晴れた空の下の賑わいとは対照的に、部屋の中は静寂を保っていた。
「また泣きよるん、練」
窓からカーテン越しに差し込む午後の日差しを受けて、ベッドの上には音もなく静かに涙を流す練の姿。
宗は身を屈めて、泣き濡れたその顔を覗き込む。
また近所の同級生たちに、いじめられてしまったのだろう。
同世代の友人たちと付き合うには、練は少し、繊細すぎるところがあった。
「たまには言い返しいや?」
声も漏らさず泣き続ける練に宗が告げると、練はぶんぶんと頭を振って嫌だと訴えた。
「なんで?」
「……痛い、やんな」
「痛い?」
「……うん。……ゆわれたら、心が痛いやろ」
真っ赤になった目を宗に向けて練がおずおずと告げるから、宗は微笑ましくなって、小さな頭を撫でてやる。


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「練は、強い子ぉやな」
「……強ぉなんかあらへん」
「人の痛みを知っとる。それはつよい、強いことなんや」
言い負かされるばかりの自分のどこが強いというのか、宗の言いたいことはさっぱり分からないとでも言うように、練の眉根が深くよった。
ごく小さく、でも意思をきちんと伝えられるその姿が愛しくて、宗はもう一度、柔らかな髪を掻き混ぜた。
「俺はな、そないな練が大好きやで」
視線を合わせて、とびきりの言葉を送る。
ほんの少し、練は照れたような顔をして、膝をぎゅっと抱えた手を解くと、涙に濡れた目を自分できゅっと拭った。
赤くなるから擦るな、と、宗はその小さな手を優しく取る。
すると可愛らしい泣き顔には、花のような笑みが咲いた。





「あら、練ちゃん寝てしもたん?」
「泣き疲れ、や」
「ふふ、練ちゃんはほんまに宗ちゃんのことが好きなんやから」
「そうかな」
「ほーよ。ええなぁ、雛子にもそれくらい甘えてくれたらええのに」
「練は雛子のことやって、大好きやろう?」
すやすやと眠りについた練を見守る、二つの影。
じきに日も暮れる。
日が暮れたら夕飯の時間だ。

目覚めた練がまた笑ってくれることを思えば、宗と雛子は顔を合わせて、小さな弟への温かな思いを交わし合った。



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  「〜しはった」をよく使用するという近江弁、いいなぁ!と思ったのですが、
  文中には使えなかったな、残念っ(笑)
  あと、「とても強い」とかを「つよい、強い」って繰り返すってどこかで読んで、
  なにそれ可愛いじゃない!と、ときめいた沖田…(笑)

  尊さま、本当にありがとうございました!!
  一生の宝物です〜!!  2010.4